日経平均が1日で2,694円下がった日、あなたなら何をしますか。
2026年7月17日の金曜日、日経平均は4.03%安。下げ幅は歴代5位でした。この週の下げ幅は、週間では史上最大だったそうです。SNSは、押し目買いのチャンスだという人と、まだ落ちるという人で真っ二つでした。どちらの声も、すごく自信ありげに見えました。
僕がその日に何をしたかというと、何もしませんでした。
サボったわけではないです。何もしない、が僕の設計だからです。今日はその記録を書きます。
その週、市場で起きていたこと
毎朝つけている観測ログから、数字だけ並べます。
この1週間で
半導体は-8.4%
銀が-6.7%、金も-2.4%
逃げ場になるはずの守り資産まで売られて、お金は原油(+10.2%)と一部の守り株(+3.2%)に集まっていました。金まで売られる週は、そんなに多くありません。
アジアの株はほぼ総崩れでした。
韓国-6.5%、台湾-5.9%、上海-5.8%
プラスで終えたのは香港(+1.4%)だけ。

僕のシステムには分散崩壊度という計器があります。株・金・債券などが一斉に同じ方向へ動いて、逃げ場が消えていく度合いです。健康診断の数値みたいなものだと思ってください。これが週明けに63%まで上がって、金曜は37%
荒れてはいるけど、ピークは越えたという形でした。

僕がやったこと=観測だけ
金曜の引け後、いつも通りシステムを回して、数字を記録して、終わりです。売りもしない。買いもしない。ポジションも変えない。
成績は正直に書きます。金曜1日で、僕の実弾はマイナス13.9万円でした。凹みはします。でも、それだけです。
この運用を6月末に始めてからの累計では、いまマイナス4.1万円です。市場があれだけ下げた週にしても浅く踏みとどまっていますが、これが設計のおかげなのか、ただの偶然なのかは、まだ分かりません。そう言い切れるほどのデータがまだ無いからです。経過は7月16日に始めた公開レースにも半月ごとに記録していきます。
なぜ何もしないと決めているのか
消防訓練を思い浮かべてほしいんです。
火事の日に避難経路を考え始めた人は、たぶん逃げ遅れます。訓練していた人は、考えずに体が動く。投資の急落も同じで、下げた日にいちばん忙しいのは、その場で考える人です。
昔の僕が、まさにそれでした。急落のたびに安くなったと思って拾い、傷を広げる。怖くなって底で全部売る。取り返そうとレバレッジを上げる。全部やりました。
今は、どこまで下がったら何をするかを、相場が平和なうちに全部決めてあります。どの線を割ったら退避するか。それまでは触らない。当日の僕がやっていいのは、記録だけです。
負けた月の話を聞かれたとき、僕はこう答えたことがあります。
FXで最初は右も左もわからず、知識も全くないときはただフルレバで震えてましたけど、今はどれだけ下がるって散々シミュレーションした上でのマイナスなので、許容範囲ならそんなに感情的にはならないです。ただ凹みはします笑
急落の日に平気でいられるかどうかは、その日のメンタルの強さではなくて、入る前にどれだけシミュレーションしたかで決まる。僕はそう思っています。
想定外まで行ったら
正直に書いておくと、想定外まで負けたら、人間は固まります。僕もたぶん固まります。
だからこそ、固まった自分の代わりに動く線とルールを先に置いてあります。どこまでの下げなら想定内か、どこからが想定外かも、数字で決めてあります。今回の下げは、まだ想定内です。
ちなみに、有効な損切りラインをAIと総当たりで探したら1本も見つからなかった、という話は前に書きました。だから僕の守りは、個別の損切りではなく、市場全体の線で退避する形です。
おわりに
何もしないのが正解だと言いたいわけではないです。買い向かった人が正解の週だったかもしれません。それは後にならないと分かりません。
僕が言えるのは1つだけです。急落の日に僕は、当日の自分を信用していません。信用しているのは、平和な日に散々シミュレーションした自分のほうです。
この運用がどうなっていくかは、実弾の記録に淡々と積んでいきます。
※本記事は投資助言ではありません。特定の銘柄や売買を推奨するものではなく、僕個人の記録です。投資は自己責任でお願いします。


